2024年(令和六年)も12月。

早いもので今年も終わりです。

四条大橋たもとの南座にまねきが上がると京都も師走気分に変わります。

 

 

2024年(令和六年)12月31日(火)の話題

今日は錦市場の話題です。

NHK京都放送局では

年の瀬を迎え、「京の台所」として知られる京都市の錦市場では、正月用の食材を買い求める人たちでにぎわっています。

「京の台所」 錦市場にぎわう|NHK 京都府のニュース

と伝えています。

記事では

京都市中京区にある錦市場は、およそ400メートルの通りの両側に、鮮魚店や漬物店などおよそ130の店が軒を連ね、江戸時代から続く「京の台所」として知られています。

「京の台所」 錦市場にぎわう|NHK 京都府のニュース

と、よく見る、よく聞く、説明が付けられています。

でも、これ、京都人からすると肌感覚に合わないと言いますか

「いつの話してはんの?」

ということになります。

上記のような紋切り型の定型表現が当てはまるのは昭和から平成初め頃まででしょうか。

その後、錦市場が海外でも知られるようになり、ちょっとした食材を食べ歩きできるお店が増えました。

海外では食べ歩きは珍しいようでガイドブックだけでなく、SNSでひろまりました。

今でいえば「バズリまくった」でしょうか。

ところが!

あの狭い通路で食べ歩きするものですから、他人の食べ物が服やカバンに付くというトラブルが多発しました。

そりゃそうだ...

当然のことながら食べ歩き禁止となり、店内で食べれるように店舗構造を工夫されることに。

今現在はイートインの店舗が軒を連ねているのが実態です。

なので、昔からある京の食材店は数えるほどしか残っていません。

ガイド仲間でも正月用の食材は近所のお店か、デパ地下、スーパーということになります。

話を錦市場に戻しまして、

錦市場は豊富な地下水を利用して井戸を掘り、鮮魚や野菜など食材を保管し、市場として発展したとされています。

多少のニュアンスの違いはあれ、大方の説明はそうなっています。

でも、京都盆地はタライの上にできているようなもので、大体どこでも井戸を掘れば水が出ます。

蓄えられている地下水は琵琶湖と同じくらいの水量だとされています。

では、錦市場ができたのは別な理由があるのでしょうか?

有名なだけに諸説盛りだくさん。

興味がある方は是非お調べいただければと思います。

(ガセネタ多いのでご注意下さいネ)

私的には、錦市場のこれまでより、これからの方が関心あり!です。

「京の台所」から「食べ歩きの街」となり「イートインの街」とダイナミックに変貌を続ける錦市場。

来年以降、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。

期待にワクワクします。

・・・・・・・・・・・・

というわけで今年も一年有難うございました。

皆様のご健勝を祈念しております。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

2024年(令和六年)12月27日(金)の話題

今日はおふなごの話題です。

仁和寺では令和7年乙巳年 初祈祷札・おふなごの申込を受付中だと伝えています。

「おふなご」ですが、献米供祈祷札、つまり護符です。

日本各地にも同様のお札等がありますので、皆様のお近くでも授与されている所があるかもしれません。

地域によって「おふなご」、「ふなご」、「ほなご」など微妙に呼び方が違うこともあるようです。

東寺では1月3日の修正会(しゅしょうえ)で「おふなごう」をいただけます。

こちらは御法印を半紙に押していただけるもの(護符)になります。

なので東寺の「おふなごう」は当日参拝の上授与していただきます。

仁和寺の「おふなご」は参拝して授与いただいても良いのですが、

事前にネット申し込み、法要後に郵送していただくことができます。

もちろん願い事や名前もお書きいただけますよ。

ありがたやぁ~

2024年(令和六年)12月26日(木)の話題

今日の話題は知恩院の除夜の鐘です。

明日12月27日は知恩院の除夜の鐘の「試し撞き」の日だと伝えています。

NHK「ゆく年くる年」などで知られている知恩院の除夜の鐘。

知恩院では本番前の状態確認・予行演習と、本番メンバー選定のリハーサルが実施されます。

それが「試し撞き」。

知恩院の大鐘楼(鐘)。

なにしろ場所が狭い上に、参拝経路も通常とは全く異なりますので本番を拝見するのは至難の業。

テレビではなく、一度はホンモノをご覧になりたいというのであればこの「試し撞き」がおススメです。

明日の夕方のニュースでは「試し撞き」の模様が放送されると思います。

また、イマドキですから知恩院の公式動画サイトでも過去の模様を拝見できます。

試し撞き

本番

ところで、この知恩院の鐘、日本三大梵鐘の1つに数えられている有名なモノ!

重さが約70tといわれている巨大な梵鐘です。

ところが、「南無阿弥陀佛」の名号と鋳造者の銘しか記されていません。

つまり普通はあるべき鐘銘文が刻まれて(彫られて)いないのです。

京都で信じられているのは、

この鐘を作られたのが寛永13年(1636年)なのですが、例の「方広寺鐘銘事件」が慶長19年(1614年)にあったので、

なにも記さないのが無難

であると考えた?

つまり、危険予知、リスク回避、ということではないでしょうか、ということでした。

2024年(令和六年)12月24日(火)の話題

今日は干支の話題です。

粟田神社の公式SNSでは新しいお守りの授与について伝えています。

今日はクリスマスイブですが

トナカイのお守りではありませんよ、「馬」です。

フェラーリのお守りではありませんよ、「神馬」です。

今年や来年の干支のお守りではありませんよ、縁起物の「左馬」です。

2024年(令和六年)12月23日(月)の話題

今日は哲学の道の話題です。

舗装すべきか否か、検討が続けられています。

言わずと知れた京都有数の散策路。

西田幾多郎を始めとする哲学者たちが散策をしながら思索を深めたことで「哲学の道」と呼ばれるようになりました。

今では散策すると、舗装すべきかどうかで思索は乱れるばかり...

正解というものがない、この問題。

まるで禅の修行で問いかけられているような気もしますネ。

・・・・・・・・・・

残念ながらこの時期は修学旅行生は皆無ですが、

哲学の道の歴史や価値などを踏まえた上で、いかに保存してゆくべきなのか

「あなたならどうしますか?」

修学旅行生に思索を深めてもらうのも学習効果があるかもしれません。

2024年(令和六年)12月22日(日)の話題

今日は布袋さんの話題です。

愛香寺では七福神の御朱印を紹介されています。

私事ですが、ボランティアで高齢者施設でバイオリンを弾いたりして一緒に歌をうたう活動をしています。

現在はクリスマス週間なので、クリスマスの歌を歌っています。

その際、サンタクロースの話題となり

例の赤い服の謂れやダルマさんの話をしました。

その時、おばあちゃんから

「布袋さんもサンタクロースと同じじゃないか?」

という話をいただきました。

布袋さんが袋を担いでいる姿がサンタクロースに見えるということです。

いやぁ~、うれしかったですネ。

サンタクロースの話題は肌感覚ではないのですが、七福神の話題は大好きなんです。

七福神めぐりは数えきれないほどこなしていますし、その際、様々なお寺で七福神の逸話やエピソードをたくさん伺っています。

もう、しゃべりたくてしょうがない話題なのです。

長くなりそうなので、今日はサンタクロースに見える布袋さんの袋だけに致します。

七福神については、いずれフリートークをさせていただければウレシイです。

それと、触れておいた方が良いのが大黒天も袋をお持ちだということです。

かいつまんで言うと大黒天は大国主命と同一視されており、あの袋は大国主命が持っていた袋なのです。

中身は八十神たちの雑貨で、要は八十神にこき使われていた(ある意味いじめにあっていた)ことを表しています。

有名な「因幡の白兎」のシーンですネ。

ご興味のありの方は古事記を是非!

ということで、ようやくここからが布袋様の袋についてです。

(もぉ~ 長い!)

布袋さんは、実は契此(かいし)または釈契此(しゃくかいし)という実在の僧侶です。

七福神の一員であり、にこやかで太鼓腹をしていることから福の神のイメージ、袋の中身も金銀財宝が詰まっていると思われがちです。

ひょっとして、あなたもそう思っていましたか?

だとしたら、そうとう煩悩にまみれていますヨ...

さて、結論から言ってしまえば袋の中身は着替え、日用品、食べ物だったそうです。

布袋さんは衣装をみてもお分かりの通り、禅僧で修行の身です。

あの袋一つで修行の旅を続けていらっしゃいました。

食べ物の施しを受けても、袋の中に入れて少しづ食されていたのだそうです。

(食べ物と着替えと紙や筆がぐちゃぐちゃになってしまいそうな気もしますが...)

この布袋さん、とにかく面白いエピソード満載の方なのです。

(まだ終わらないの?)

弥勒菩薩の生まれ変わりとか、占いの天才(つまり予知能力者)とかのエピソードはお聞きになったことがあるかもしれません。

他にも、

いつも袋を敷いて野宿をしていて、冬に雪が降っても布袋さんにだけは雪が積もらなかったとか、

橋の欄干で片足立ちで寝ていたとか、

とにかく「マジですか」や「そのエピソードの意味が分からん」だらけなんです。

すごい魅力的(弥勒的なだけに)な禅僧だったのでしょう、きっと。

布袋さんをお祀りされているお寺に行かれたら、是非想像を絶する布袋さんのお話をお聞きください。

ただお参りするだけでは勿体ない過ぎます!

布袋さん、大好き!